
ビッグベイトは、誰でも簡単に釣果が出るルアーではありません。
サイズも価格もインパクトが強く、「本当に釣れるのか?」と感じている方も多いと思います。
実際、ビッグベイトは種類が非常に多く、ネット上には「おすすめ10選」「おすすめ20選」といった記事が溢れています。
しかし正直なところ、そんなにたくさん必要ありません。
重要なのは数ではなく、実績があり、扱いやすく、信頼できる定番だけを使い込むことです。
私自身、池原ダムを中心にビッグベイトの釣りを続けてきましたが、結果が出るルアーはいつもある程度決まっています。
流行り廃りではなく、長年使われ続けている理由があるルアーです。
そこで本記事では、実釣実績を重視し、本当におすすめできるビッグベイトだけを厳選して紹介します。
「まず何を買えばいいのか分からない」という方にも、判断基準がはっきりする内容になっています。
ビッグベイトの定義
ビッグベイトとは、一般的なミノーやクランクベイトといったルアーと比べて、明らかにサイズが大きく、大型のバスを強く意識して使うルアーの総称です。
明確な業界基準があるわけではありませんが、実釣の現場では「デカいベイトを演出できるかどうか」が重要視されます。
そのため、サイズ・素材・形状よりも、釣りの戦略上どう使われているかでビッグベイトと認識されることがほとんどです。
ビッグベイトのサイズ目安
一般的には、全長15cm以上のルアーがビッグベイトと呼ばれることが多いです。
ただし、単純に長さだけで判断されるわけではなく、
- シルエットの大きさ
- 存在感
これらを総合して、「通常のルアーより明らかにデカい」と感じるものがビッグベイトとして扱われます。
ジャイアントベイトとの違い
ビッグベイトの中でも、25cmを超えるサイズのルアーは、ジャイアントベイトと呼ばれることが多いです。
ただし、これも明確な線引きがあるわけではありません。
実際の釣りでは、
- ビッグベイト
- ジャイアントベイト
という言葉は混同して使われることも多く、厳密な分類にこだわる必要はありません。
スイムベイトとの違い
一般的には、
- ハード素材 → ビッグベイト
- ソフト素材 → スイムベイト
と呼び分けられることが多いです。
ただし、釣果の面では大きな違いはなく、戦略的には同じ役割として使われるケースも少なくありません。
そのため本記事では、スイムベイトであっても、ビッグベイト的な使い方ができ、実績があるものはおすすめとして紹介しています。
ビッグベイト おすすめの基準
ビッグベイトは高価で、扱いも簡単ではありません。
そのため、闇雲に選ぶのではなく、明確な基準を持って選ぶことが重要です。
実績がある
最優先すべき基準は、長年にわたって結果が出ているかどうかです。
流行りの新製品よりも、
- フィールドで使われ続けている
- 実際にデカバスが釣れ続けている
こうしたルアーの方が、再現性の高い釣りができます。
扱いやすい
ビッグベイトは、「投げられる」「泳がせられる」「続けて使える」ことが重要です。
どれだけ釣れるルアーでも、扱いが難しすぎると出番が減ってしまいます。
そのため本記事では、比較的扱いやすく、使い込めるルアーを重視しています。
入手性が安定している
釣れても手に入らないルアーでは意味がありません。
- 常時購入できる
- 中古市場でも流通している
こうした入手性の安定も、おすすめするうえで重要な基準です。
ビッグベイト おすすめ4選
ここからは、実績・扱いやすさ・入手性を基準に厳選した本当におすすめできる4つのルアーを紹介します。
ジョインテッドクロー178

S字系ビッグベイトの完成形とも言えるルアーが、ジョインテッドクロー178です。
デッドスローでのただ巻きから一定スピードの巻きまで幅広く対応でき、特別な操作を必要としない点が大きな特徴です。
自重も極端に重くなく、キャスト感は大きめのミノーやクランクベイトに近いため、ビッグベイト特有の「投げにくさ」や「扱いづらさ」を感じにくいルアーでもあります。
そのため、これまでビッグベイトを避けてきた方でも、違和感なく使い始めることができます。
操作がシンプルで、投げて巻くだけでしっかりS字アクションを出してくれるため、ビッグベイト初心者の方にとっては最初の1本として非常に適しています。
難しいテクニックが不要なので、ルアー操作ではなく「魚の居場所」や「水深」を意識した釣りに集中できる点もメリットです。
釣れるサイズについても、下限は通常のハードルアーと大きく変わりません。
その一方で、ヒットした際の上限はロクマルクラスが十分に狙えるため、1投ごとの期待値は非常に高いルアーです。
結果的にバイト数も多く、なおかつ大型魚が混じる可能性があるため、ビッグベイトゲームの感覚を掴むには最短ルートと言える存在です。
「まずはビッグベイトで1本獲りたい」という方には、間違いなくおすすめできる定番ルアーです。
ジョインテッドクローマグナム

ジョインテッドクローマグナムは、ジョインテッドクロー178では物足りないと感じる場面で真価を発揮するビッグベイトです。
サイズが一回り以上大きくなることで、明らかに反応してくるバスのサイズが変わってきます。
特にベイトフィッシュが大きいフィールドでは、このサイズ感そのものが大きなアドバンテージになります。
ルアーサイズが上がることで無駄な小バスの反応が減り、狙いを最初からビッグバスに絞った釣りがしやすくなります。
自重があるためキャスト時の安定感が高く、ジョインテッドクロー178よりも飛距離を出しやすい点も大きな魅力です。
魚との距離を取る必要があるクリアレイクでは、この飛距離の差がそのまま釣果に直結します。
春の池原ダムでは、ロクマルクラスのバスは大きめのヘラブナやウグイ、ハスといったベイトを捕食していることが多いです。
そのため、個人的にはジョインテッドクローマグナムが基準サイズだと感じています。
ビッグベイトでロクマル以上を本気で狙うのであれば、外せない存在と言えるルアーです。
バラム300

バラム300は、サタン島田氏によって開発された、ビッグベイトの中でもジャイアントベイトに位置づけられるルアーです。
全長とボリュームは圧倒的で、一般的なビッグベイトとは一線を画し、明確に大型だけを狙うためのルアーと言える存在です。
決して扱いやすいルアーではなく、タックルやキャスト精度、コース取りなど、ある程度の経験が求められます。
しかし、そのハードルを超えた先にあるリターンは非常に大きく、条件が噛み合ったときの破壊力は他のルアーでは代えがたいものがあります。
バラム300は小型から中型バスの反応をほぼ切り捨て、最初からロクマルクラス以上だけを意識した釣りを成立させやすい点が大きな特徴です。
そのため、数釣りではなく一発の価値を最大限に高めたい場面で真価を発揮します。
使い方としては、水面直下を高速で引くアプローチが基本になります。
強い波動とシルエットで広範囲にアピールし、足元やストラクチャー際でエイトトラップに持ち込むことで、追尾してきたビッグバスに口を使わせます。
特に岸際や立木、岩盤際といった逃げ場の少ないエリアでの速引きからのエイトトラップは非常に強烈です。
警戒心が極端に高い大型バスに対しても、リアクションと捕食本能を同時に刺激し、強制的にスイッチを入れる力を持っています。
ハドルトラウト8

ハドルトラウト8はソフト素材を採用したスイムベイトですが、ビッグベイトと同じ戦略で使える実績十分のルアーです。
ハードタイプのビッグベイトと比べると全体のシルエットが柔らかく、水中での存在感も非常にナチュラルに演出できます。
ソフトマテリアル特有の質感により、バスがルアーを咥えた際の違和感が少なく、ショートバイトでもフッキングに持ち込みやすい点が大きな特徴です。
特にビッグベイトを見切るようになったフィールドでは、この「食わせの要素」が大きな武器になります。
S字系ビッグベイトやジャイアントベイトに明確な反応が出ない状況でも、ハドルトラウト8には口を使わせる力があります。
動き自体は派手すぎず、実際の大型ベイトフィッシュに近い波動とシルエットを自然に再現してくれます。
スローリトリーブでもテールがしっかりと動き、一定レンジを安定して引いてこれるため、狙ったレンジを長くトレースできます。
ビッグベイトのローテーションに組み込むことで、反応が止まったタイミングで流れを変える役割を果たしてくれます。
ビッグベイトの釣りを成立させるうえで、単なる代替ルアーではなく、戦略の幅を広げる重要な存在と言えるでしょう。釣りの幅を大きく広げてくれます。
ビッグベイト おすすめ4選の使い分け
ここでは、おすすめしたビッグベイトの使い分けについて解説します。
基本的には風があるかどうか
ビッグベイトの使い分けは、私の場合「風があるかどうか」をひとつの大きな基準にしています。
風が吹いて水面が波立つと、バスは上からのプレッシャーを感じにくくなり、警戒心が明らかに下がります。
その結果、全体的に高活性な状態になることが多いと感じています。
一方で、風が強くなるほどラインが煽られやすくなり、ラインスラッグを細かく管理する釣りは難しくなります。
S字系ビッグベイトの繊細な操作や間の取り方は、無風〜弱風の方が明らかにやりやすいです。
そのため、風がある状況ではハドルトラウト8をメインルアーとして使用します。
ソフト素材ならではのナチュラルな波動と安定した泳ぎは、多少ラフな操作でもバスに違和感を与えにくいのが強みです。
加えて、明確に大型だけを狙いたいピンスポットでは、バラム300を投入するのもアリです。
風によって警戒心が下がっている状況では、バラム300の圧倒的な存在感が強烈なスイッチになることがあります。
逆に、風がほとんどないベタ凪の状況では、ジョインテッドクローマグナムをメインルアーに据えます。
水面が静かな分、バスの視覚が研ぎ澄まされるため、S字系の明確なアクションが非常に効果的です。
サイズ感をしっかり見せながら、じっくりとルアーを追わせる展開が作りやすくなります。
その際のフォロー用ルアーとして、ジョインテッドクロー178を組み合わせます。
マグナムでは出きらないバスに対して、サイズを一段落とすことで口を使わせる役割を担います。
このように、風の有無によってルアーの特性を活かしながら組み立てることで、ビッグベイトの釣りはより安定して成立します。
飛距離
ビッグベイトの釣りでは、飛距離が釣果を大きく左右する重要な要素になります。
ルアーを遠くへ投げられることで、バスに不用意に近づかずにアプローチでき、警戒心を与えにくくなります。
特に水質がクリアな池原ダムでは、この「距離を取れること」自体が大きなメリットになります。
基本的に私がやっているビッグベイトの釣りはランガンスタイルで、最初の1投が超重要です。
ビッグバスがいる場所にミスキャストせずに最適なコースを引いてくれば、高確率でバイトが得られるのです。
自重のあるビッグベイトはキャスト時の安定感が高く、正確なコースへ投げ込みやすいため、大きな武器になり得ます。
飛距離を意識してルアーだけでなく、ロッドやラインを含めたタックル全体を組むことが、ビッグベイトの釣りを成立させるうえでは重要です。
遠投できるということは、それだけ選択肢が増えるということでもあります。
飛距離を最大限に活かす意識を持つことで、ビッグベイトの可能性をさらに引き出すことができます。
ビッグベイト おすすめ4選まとめ|使い分けと釣果アップのコツ
ビッグベイトの釣りは、数釣りを楽しむためのものではなく、価値ある1本を狙うための釣りです。
そのため、むやみにルアーの数を増やす必要はありません。
実績のある定番ルアーを厳選し、風や水面の状況、バスの活性に応じて使い分けることが、結果への近道になります。
本記事で紹介した4つのビッグベイトがあれば、風がある状況からベタ凪まで幅広く対応でき、フィールドや季節を問わずビッグベイトゲームを成立させることが可能です。
重要なのはルアーの数よりも、「どこで・どのタイミングで・どう使うか」を理解することです。
まずは気になるビッグベイトを選び、キャストコースやスピード、間の取り方を意識しながら、じっくり使い込んでみてください。
使い続けることで、そのルアーが効く状況が自然と見えてきます。


