「GravGrip」という1軸ジンバルが、クラウドファンディングサイトのKickstarterで資金調達を展開中。
すでに目標額には達成していて、出資を7月2日まで受け付けた後に、8月に発送開始となる見込みだ。
GravGripは、カウンターウェイトでバランスを取るメカニカルな仕組みで、バッテリーを必要としない。
この記事の内容
- 1軸ジンバルの必要性
- GravGripの詳細
- GravGripを手に入れる方法
それでは、詳しく解説しよう!
1軸ジンバルの必要性
GoPro HERO8 Blackの唯一の欠点は、水平が取れないところだ。
これを補うために、ホライゾンレベリング機能がGoProアプリに追加された。
この機能を使ったところ、使い始めは良いようにも感じたが、編集を進めていくと不満点が多く出てきた。
1軸ジンバルのQuarkを使用したときの映像には、残念ながら遠く及ばない。
GoProアプリのホライゾンレベリング機能は、デジタル処理によって水平を取る機能だ。
そのため、元の画像から切り抜くので、まるでズームをしたようになる。
元から水平が取れているところは、そのままの映像を使うようになっている。
その結果、横揺れを抑えるたのに、今度は前後の揺れが追加されてしまう。
まるでズームを頻繁に繰り返しているようで、これはこれで酔ってしまうのだ。
しかし、Quarkは充電式なのでバッテリー管理が煩わしい。
運用にそこそこの手間が掛かるので、極力使いたくない。
そんなジレンマを、GravGripが解決してくれるかもしれない。
GravGrip
出典:Kickstarter
GravGripの肝となる部分は、アダプターの下にあるカウンターウェイトだ。
このカウンターウェイトが、回転や傾けのときの振動をカウンターバランス効果で吸収し手ぶれを補正する仕組み。
カウンターウェイトを回転させて微妙に位置を変えることで、補正スピードを調整することも可能だ。
GravGripの詳細
出典:Kickstarter
GravGripの重さは107gで、30×75×87mmというサイズ。
Quarkの重さは146gで、60×70×75mmというサイズなので、若干軽く小さくなった程度か。
そう考えると、Quarkもかなり優秀だなwww
大きな違いは、バッテリー不要という部分だろう。
GravGripは電源を一切必要としないため、運用がとても楽なことが想像出来る。
防水なので雨天での撮影にも使えるし、海水浴やプールなどのウォーターアクティビティーの撮影も問題なしだ。
まとめ
GravGripは構造がシンプルだけあって、出資額は35ドル(約3,800円)とかなりリーズナブル。
ハンドグリップ付きのパッケージは39ドル(約4,200円)で、伸縮性ポール付きのパッケージは55ドル(約5,900円)だ。
既に目標額には達成しているので、締め切りの7月2日までに出資すれば8月には手元に届く。
多くの海外製クラウドファンディングサイトは、日本でのサービスに対応しておらず手を出しにくい。
しかし、Kickstarterは日本語版が公開されていて、比較的手を出しやすいクラウドファンディングサイトだ。
興味のある人は、Kickstarterを覗いてみよう。
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GravGrip | Battery Free Camera Stabilization
www.kickstarter.com
GoPro完全マニュアル